2024年の主な発表

第69回日本透析医学会学術集会・総会での発表のお知らせ

 2024年6月7-9日、横浜にて第69回日本透析医学会学術集会・総会が開催されました。関連施設での研究も含め、以下の発表をいたしました。今後も透析医療の発展に貢献できるよう、精進していきます。

一般演題

血液透析を施行している盲導犬ユーザーの受け入れ

透析拒否により透析見合わせとなった症例を経験して

エテルカルセチドからウパシカルセトへの切り替え換算比

ステロイドによる治療を行った好酸球増多症を有する透析患者の一例

日本ゴア合同株式会社製ゴアバイアバーンステントグラフトの臨床評価

透析患者のBPSDにブロナンセリン経皮吸収型製剤が有効であった一症例

視力低下で不安感の強い血液透析患者に対するソシオエステティックの一例

COVID-19が5類感染症移行後、同疾患に罹患し入院となった血液透析患者の特徴

主要講演

透析患者のむずむず脚症候群をどう治療するか?

心房細動合併血液透析患者における抗凝固剤のジレンマ

 

第30回OZAK会学術集会での発表のお知らせ

 第30回OZAK会学術集会が、2024年10月13日、東都大学幕張キャンパスにて開催されました。OZAK会は関連施設の医師、看護師、薬剤師等、さまざまな職種のスタッフが集まり、主に日頃の臨床をテーマにした研究を発表する会です。今年は保土ヶ谷病院が実行委員を務めました。「超高齢化社会に対し我々ができること」というテーマのもと、特別講演として浄土真宗本願寺御門主 大谷光輪先生に「一切皆苦」と題して、死という苦しみにどうやって対峙するかをご講演頂きました。また、同じく特別講演で、早稲田大学人間科学学術院 医療心理学・職場メンタルヘルス学教授 鈴木伸一先生に「チーム医療に活かす医療心理学」と題して、統合チーム医療を普及、定着させていくポイントをご講演頂きました。基調講演では保土ヶ谷病院 鈴木雅弘先生より発達障害児についてのご講演を頂いています。

 当院からも「当院初の試みとなる患者を交えた避難訓練を行って」という演題の発表をしました。

 永年勤続の表彰も行い、467名にご参加いただきました。医療はそれぞれの分野における協力、チームワークが重要です。対面でお互いの発表を聞き、交流することで、多職種連携がより深まり、今後のより良い医療の提供に役立ったのではないかと思います。